
園長先生のPCにデータが集中する園へ。NASで属人化を解消した導入事例
園長先生のPCにデータが集中する園へ。NASで属人化を解消した導入事例
保育園のデータ管理では、毎日の写真、日誌、帳票、保護者向け資料など、少しずつ増えていくファイルをどう守るかが重要です。今回のテーマは「園長先生PCへのデータ集中」。一見すると小さな不便に見えても、積み重なると職員の負担やデータ消失のリスクにつながります。
この記事では、実際の園で起きやすい状況をもとに、NAS上に園共通フォルダを作り、役割ごとにアクセス先を整理までの流れを紹介します。似た状況がある園では、IT無料診断で現状を確認してから見直すと、改善すべき優先順位が整理しやすくなります。
導入前の課題:園長先生PCへのデータ集中
導入前は、写真や書類の保存先が人によって異なり、「あのファイルはどこにあるのか」「最新版はどれなのか」を探す時間が発生していました。とくに保育園では、行事写真、園だより、日誌、監査関連書類など、年度をまたいで残すべきデータが多くあります。
この状態で運用を続けると、不在時に書類を開けない・引き継ぎが難しいという問題が起きやすくなります。担当者がいる間は何とか回っていても、異動・退職・パソコン故障・USB破損などが重なると、園全体の業務が止まってしまうこともあります。
見直しのポイント:保存場所とルールを先に決める
最初に行ったのは、機器を入れることではなく「どこに何を保存するか」を決めることです。NASや共有フォルダは便利ですが、ルールがないまま使い始めると、結局フォルダが増えすぎて探しにくくなります。
- 年度ごとのフォルダを作る
- 写真・帳票・職員用資料など種類別に分ける
- クラス別、行事別など現場で探しやすい単位にする
- 個人PCやUSBに原本を残さない
- バックアップの保存先と確認日を決める
この整理をした上でNASを導入すると、職員が同じ保存場所を使えるようになり、データ管理が人に依存しにくくなります。
NAS導入後に変わったこと
NAS上に園共通フォルダを作り、役割ごとにアクセス先を整理ことで、必要なファイルを探す時間が短くなりました。園長先生や主任先生だけでなく、必要な権限を持つ職員が同じ場所を確認できるため、確認待ちや受け渡しの手間も減ります。
また、NASに保存したデータを外付けHDDへバックアップすることで、万が一の機器故障にも備えやすくなります。停電が不安な場合は、UPSによる停電対策もあわせて検討すると安心です。
同じ課題がある園のチェックポイント
- 写真や書類の保存先が職員ごとに違っていないか
- USBメモリや個人PCに原本が残っていないか
- 退職した職員のパソコンにしかないデータがないか
- バックアップが自動化され、復元確認までできているか
- 園内で誰がIT管理を担当するか決まっているか
ひとつでも当てはまる場合は、早めに見直す価値があります。大きなトラブルが起きる前に、今の運用を確認しておくことが、園児さんの写真や大切な書類を守る第一歩です。
関連記事・次に確認したいページ
ほいくえんIT診断室の無料診断では、USBメモリ、写真管理、バックアップ、NAS運用の状況を簡単にチェックできます。園内のデータ管理に少しでも不安がある場合は、まず現状把握から始めてみてください。


















