
保育園のNASセキュリティ、大丈夫?チェックすべき設定項目
そのNAS、本当に安全?保育園で押さえるべきセキュリティ設定
NASを導入しただけでは「安心」とは言えません。
職員や保護者の大切なデータを守るには、基本のセキュリティ設定が欠かせません。
ここでは、園で最低限やっておきたいNASセキュリティのポイントをご紹介します。
1. アカウントとパスワード管理
- 共通アカウントの使用禁止:必ず職員ごとにアカウントを発行
- 複雑なパスワード:8文字以上、英数記号を混ぜる
- 定期変更ルール:年1回以上の見直し、退職者アカウントは即日削除
2. アクセス権限の整理
- クラス別・部署別フォルダに対して必要最低限の権限を付与
- 「読み取り専用」「書き込み可」を明確に区別
- 全員がアクセスできる「全体共有」は最小限に
3. ネットワークと外部アクセス
- 園内LANのみアクセス可を基本設定に
- どうしても外部からアクセスする場合はVPN経由に限定
- ポート開放禁止:インターネットに直接公開しない
4. システム更新と監視
- NAS本体のファームウェア更新を定期的に実施
- セキュリティパッチは通知を受け取ったら即対応
- ログ監視:誰がいつアクセスしたか確認できるように
5. バックアップと冗長化
- NAS自体が壊れる前提で別媒体にバックアップを取る
- スナップショット機能を有効化して誤削除対策
- 停電やHDD故障時はRAID+UPSでリスク軽減
チェックリスト
□ 職員ごとにアカウントを発行している □ パスワードは複雑で定期変更している □ アクセス権限は最小限に設定している □ 外部アクセスはVPN経由のみ □ NASの更新・ログ監視を実施している □ 別媒体へのバックアップがある
最後に
「セキュリティ設定は専門的で難しい」と思われがちですが、
実は「やらないと大きなリスクになる基本」ばかりです。
今日からできるものから順番に整えていきましょう。