
そのUSB、もうすぐ壊れるかも?危険なサインとデータの守り方
要注意!USBメモリが壊れかけているサインと対策
「昨日まで普通に使えていたのに…」をなくしましょう。
USBは“急に壊れる”よりも、実は予兆が出ていることが多いです。早期に気づいてデータを守るコツをまとめました。
壊れかけのサイン(軽度)
- 読み書きが遅くなる/途中で止まる(コピーの進捗が進まない・やり直しになる)
- 時々だけ認識しない(挿し直すと使えるが不安定)
- コピー後のファイルが開けない/サイズが0バイトになる
要注意サイン(中~重度)
- 「フォーマットしますか?」の表示が出る
- 書き込みできません(突然の書き込み禁止/プロテクト状態)
- 容量表示が異常(急に極端に小さくなる、空きがマイナスに見える等)
- ファイル名が文字化け、フォルダが開けない
- コネクタぐらつき・樹脂割れ・異常な発熱などの物理劣化
主な原因
- 寿命(書込回数の限界)や安価コントローラの不具合
- 抜き差しの頻度や静電気、通電中に抜いたことによる破損
- ウイルス感染や不適切な安全な取り外し手順
やってはいけないこと
- エラー連発中に何度も抜き差しする(状況悪化)
- 焦ってフォーマット/初期化する(復旧難度UP)
- 同じUSBに上書き保存を続ける(残存データを潰す)
今すぐやること(被害を広げない)
- 書き込みを止める(読み取りに専念)
- 必要データを最優先で退避(NASや外付けHDDへ)
- コピーに失敗するファイルは後回しにし、先に救えるものから
- 退避後は現場運用に使わない(予備保管に回す)
保育園での再発防止ルール
- USBは配布・持ち出し用のみ、原本はNASで一元管理
- 3-2-1バックアップ(3世代/2媒体/1つは園外)を徹底
- 台帳管理:番号シール+貸出記録、私物USBは使用禁止
- 四半期ごとに入替え・点検(エラーログ・コネクタ状態・速度チェック)
チェックリスト(掲示用)
□ 認識が不安定/動作が遅い → すぐにNASへ退避 □ 0バイト・開けないファイル → 他媒体へコピー優先 □ 「フォーマット」表示 → 初期化しない、退避を試行 □ コネクタぐらつき・発熱 → 運用停止、交換手配 □ USBは配布用、原本はNAS → 3-2-1で世代と園外保管
まとめ
「おかしいな?」が最強のアラート。
書き込まない・すぐ退避・NASへ集約で、園の大事なデータを守りましょう。